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キャリア権 推進ネットがシンポジウム開催、理事の菊池桃子さんがスピーチ

2015-01-23  /  ブックマーク はてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録

 NPO法人「キャリア権推進ネットワーク」(戸苅利和理事長)は昨年12月1日、東京都内で、「キャリア権を考える〜時代が求めるキャリア〜」と題したシンポジウムを開催した。

 キャリア権への関心の高さを示すように大手メーカーや人材派遣会社のほか、学校、労働組合、行政など幅広い業界・団体から100人以上の人々が出席し、熱心に耳を傾けていた。キャリア権は、働く人々が意欲と能力に応じて希望する仕事を選択し、職業生活を通じて幸福を追求する権利で、法政大学大学院の諏訪康雄名誉教授が提唱した新しい法的概念。

 この概念を理念として広げる活動を展開している同ネットワークは、一昨年4月に本格始動した。理事長に元厚生労働事務次官で法政大学大学院客員教授の戸苅利和氏、理事には元アイドルタレントで戸板女子短期大学客員教授の菊池桃子さんが就任して話題となった。

 この日は、第一部で菊池さんが「キャリアの大切さについて〜よりよく生きるために」というテーマで講演した(写真)。菊池さんは、結婚、出産を経て女性としてのキャリアに問題意識を持つようになり、諏訪教授の研究室で勉強を開始。修士課程で3年間学び、その後も研究生として勉学に励んだ。現在、大学生らに授業で「キャリア教育」を教えており、講演では、学生たちのキャリアに対する捉え方を中心に紹介した。

 「印象深かったのは、ある学生のダイバーシティに関する危惧で『女性、外国人、障害者といった表層的な研究は活発だが、もっと踏み込んだ職歴やスキル、考え方、性格など、外観から認識できない深層的な多様性を生産向上に活かす研究がなされていない』というものでした。若者たちの間で自発的に人材やキャリアの研究がなされていることに驚き、ぜひ、今日お集まりの皆様に知っていただきたいと思いました」

 また、菊池さんは「キャリア権の考え方で大事なのは、社会人だけではなく全ての人々のライフキャリアに重要な関わりを持つということを、広く知ってもらうこ
とです。皆様方のご協力をいただきまして、もっと大きな力になればいいなと思っています」と今後の活動への意気込みを述べた。

 アイドル時代と変わらぬ笑顔で優しく語り掛ける口調は健在で、講演修了後、満席の会場は大きな拍手に包まれた。

 同ネットワークの集計では、シンポジウムへの全体評価は90%以上が「良い」の高評価だった。 

菊池桃子


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菊池桃子 | キャリア権